2010/06/16 (Wed) 20:12
※CPUというよりMPU(マイクロプロセッサ)と言った方が良いかも
電卓の開発競争が激しかった40年ぐらい前、ビジコン社の嶋 正利 という方が発案者です。
電卓の開発競争が激しかった40年ぐらい前、ビジコン社の嶋 正利 という方が発案者です。
当時の電卓の頭脳はカスタムなLSIで実現しており、機能追加をするたびにLSIを設計・作り直しが必要でした。
そこで嶋氏は 汎用的なLSIを作り、その上でソフトウェアを動かして機能を追加しようと考えました。
ですが、このような新しい発想は日本のLSIのメーカーに見向きもされず、当時創業したばかりのアメリカのインテル社にまで飛びました。
最初インテルでもこの斬新なアイディアは理解されなかったのですが、テッド・ホフという技術者が興味を持ち、嶋氏と共同開発することになります。
そして、1971年に世界初のCPU「Intel4004」が完成します。
このCPUは4bit で 現行の 64bit や 32bit CPUとは 比べ物にならないものでしたが、8bit プロセッサである「8080」が登場すると爆発的?に利用されるようになりました。
もし、日本のLSIメーカーが引き受けていたら、CPUのシェアはインテルではなく日本企業だったのかもしれませんね。
ちなみに、ビジコン社は1974年に倒産しています。
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